美少女戦士セーラームーン
決戦/トランシルバニアの森
〜新登場!ちびムーンを護る戦士達〜



神戸みゆき座長の2度目のせらみゅ公演、キャストも半数が一新され、誰が誰だか不明な状態に(汗)

ストーリーは、
夏休み直前、海王みちる(演:朝見優香)のヨーロッパ公演が決まり、みんなでヨーロッパへ向かうことになるが、ヨーローッパには前作でバンパイアの総帥たるドラクル伯爵をセーラームーンに殺されたバンパイア一族がおり、復習の機が熟したことを悟る。 一族に魔女リリス(演:松岡美希)、妖怪ジル・ド・レイ男爵(演:笠原竜司)、エリザベート・バートリー(演:宮沢あき子)らを加え、新たなる総帥バンピール(演:小野妃香里)共々セーラー・ムーン(演:神戸みゆき)の銀水晶を狙う。
麻布十番高校への転校生 柴・新月・アスタルテ(演:細田阿也)が10番目のセーラー戦士「セーラー・アスタルテ」に変身し危機を救うがセーラームーン以外の戦士達は彼女を味方として認めない。 不協和音の中、セーラー戦士達はドラクル伯爵の思い出の地「ドラクルの館」へ向かう。
館で立ち向かうも人類創世の時代から君臨するリリスらによって次々と殺されていくセーラー戦士達。 バンパイアを含めた魔族がリリスによって生み出されたホムンクルスだと知らされ驚愕するバンパイア一族。 セーラー・アスタルテの中に生まれた別人格・彗星「デス・バルカン」とリリスに苦戦するが、魔族らはセーラー戦士達にかかった呪いを解くために自ら死を選ぶ。 呪いの説けたウラヌス(演:高木ナオ)マーズ(演:神田恵理)ジュピター(演:栗山絵美)らは復活し、最後の戦いに挑む。

って感じなんですが、えっと、すみません、一度観ただけではストーリーが理解できませんでした。 なんか一週間ぶっ通しで観れば朧気ながらも理解できるらしいのですが(汗)
サブタイトルで「ちびムーンを護る戦士たち」って事なんですがセマエル・カルテットって陰薄いっていうか要らないっていうか、今回も小話を詰めすぎて収拾がつかなくなったけど時間が無いので強引に終わらせたという感じで脚本家にもストーリー全体が把握できてないのでは?と危惧させる作品。 脚本家に理解できているのなら、それを観客に伝えるための日本語表現力が欠如しているとしか思えない。 前作との続きという位置づけで展開されているが前作の知識はほとんど役に立たず、展開を理解することが能わない失敗作。

キャスト的にはアニーな冨岡真理央(セーラー・サターン役)のダンス力は桁違いだぞって事、蹴り出しが分からないのに軸がぶれないでクルクルと高速で回転する、ちょっと信じられないが必見。
また初舞台だというオスカープロモーションな細田阿也(セーラー・アスタルテ役)も即買い。 初舞台だとは到底思えないほどしっかり演技しており、あの低音は神田恵理(セーラー・マーズ役)を越えて心地よい。 笠原竜司(ジル・ド・レイ伯爵役)は今回も格好良い、自殺するときの倒れ方はさすが!と言うより他にない。 松岡美希(リリス・オブ・ダークネス役)はかぶり物が多いが存在感はある、地を這う熱気を感じたい人は中央最前列辺りをgetか?(無理だって(笑)) 最後になるがあと100年でマンドルゴアに成長するマンドレークを演じた幸村吉也は望月雄多が舞台を去った後で唯一笠原の兄貴と殺陣が出来る逸材か? 惜しむらくは設定がボロボロなので、笠原の兄貴同様に魔族として登場させると更に存在が生きてきたのではないかと思われる。 あ〜、今回愚痴ばっか ヽ( ´ー`)丿